米粉の国の
グルテンフリーの表示根拠

グルテンフリーの表示根拠

グルテンフリーの表示根拠は国によって異なりますが、アメリカ・イギリス・EU・オーストラリアなどのグルテンフリー先進国に共通する国際基準は、小麦1kgあたりのグルテン含有量が20ppm(0.002%)とされています。つまり、1kgに対して、20mg以下ということです。

中には、小麦アレルギー患者の実態に合わせて、10ppmという更に厳しい基準を認証の根拠にしている団体もあります。

私たち米粉の国は、ERISA法による検査を行い、グルテン含有量が10ppm以下の商品のみをグルテンフリーと称し、米粉の国のオリジナルマークでその数値を表示することにしました。

グルテンフリーのアイコン

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日本のグルテンフリー表記と
欧米の違い

日本にグルテンフリーの表示に関する制度や基準はありません。
グルテンフリーの基準があるのは、アメリカ・EU・イギリス・ドイツ・オーストラリアといった
欧米・豪州の6カ国とFDA(米国食品医薬品局)・CODEX(コーデックス)といった組織です。

日本にある類似基準というと食品表示の関係法令にある「アレルギー表示」です。これは、消費者庁や農林水産省、保健所などの各省庁にて確認することができます。

ここでは、その一例として、消費者庁による「食品表示の適正化に向けた取組について」に記載されている内容を、要点をまとめてご紹介します。

「食品表示の適正化に向けた取組について」の別添2には以下のような表記があります。

  • EUやアメリカ等における「グルテンフリー表⽰」と、 ⽇本の「アレルギー表⽰」とは基準が異なります。
  • 原材料におけるアレルゲンの状況を⼗分確認の上、適切なアレルギー表⽰を⾏ってください。
  • ⼩⻨アレルゲンを含む⾷品に「グルテンフリー」と強調した表⽰をしたときには、消費者が⼩⻨アレルゲンが含まれていないと判断すると考えられることから、景品表⽰法等の規制上問題となるおそれがあります。

グルテンフリーの基準があるアメリカ・EU・イギリス・ドイツ・オーストラリアといった欧米・豪州の6カ国とFDA(米国食品医薬品局) ※1 ・CODEX(コーデックス)※2といった組織の共通するグルテンフリーの基準は、20ppm以下であることです。
つまり1㎏当たりの含有量は 20㎎以下で、0.002%以下ということになります。更に、小麦アレルギー患者らからより厳しい基準を求める声もあり、10ppm を認証の基準にして認証している団体もあります。

※1FDA(米国食品医薬品局)とは、食品・薬品を中心に消費者が接する機会の多い製品の認可や違反取締を行う米国の政府機関。
※2CODEX(コーデックス)とは食の国際規格をつくる政府間組織。2011 年 7 月の時点で世界の 184 か国とヨーロッパ連合(EU)が加盟しており日本は 1966 年(昭和 41)に加盟

日本と欧米諸国との違いをまとめると

  • 欧州等6か国、組織のグルテンフリーの表示基準は20ppm以下である。
  • 更に厳しい基準として10ppmをグルテンフリーの表示基準としている団体もある。
  • 日本にはグルテンフリーの基準はない。

ということです。

Evidence

米粉の国のグルテンフリー表記の客観的根拠

日本にはグルテンフリーの表示基準はありません。しかし、パンをはじめ小麦を使った食事が主流となった今、グルテンフリーという表記の根拠を明確にすべきです。

日本はもちろん、世界中のグルテンフリー食品を求めている方々に、安心して食べていただけるように、私たち米粉の国は、FDA/CODEXの規格に対応するELISA法でのグルテンフリー検査をすべての商品を対象に行うことにしました。

欧米・豪州の6カ国とグルテンフリーの基準は、20ppm以下(1㎏当たりの含有量は 20㎎以下で、0.002%以下)であることですが、米粉の国がグルテンフリーと表記する基準は、さらに厳格に10ppm以下であることとしました。今後、日本国内にグルテンフリーの表示基準ができればそれに従います。

また、日本国内にグルテンフリーの基準がない以上、グルテン含有を示すマークも存在しません。

そこで私たち米粉の国は、ELISA法による検査を行いグルテン含有が10ppm以下の商品のみをグルテンフリーと称し、以下のマークでその数値を表示することとしました。

グルテンフリーのアイコン

ppmとは百万分率 “parts per million”の略

なお、なぜ小麦粉を使わず国産米粉100%なのにグルテンが検知されるかについても、素直にお伝えさせていただきます。
私たち米粉の国のものづくりにご理解いただいた工場では、小麦粉を使った商品も製造されています。
米粉の国の商品を製造いただく際は、十分な洗浄に時間をかけて行っていただいておりますが、空気中に舞った小麦粉の粒子などが少なからず混じることがあります。
よって、微量ながらもグルテンが検知されるのです。

ですので、グルテンが微量でも含まれれるとアレルギーが発生する可能性のある方は、必ずかかりつけの医師にご相談ください。

Report

米粉の国のグルテンフリー
分析試験成績書

米粉の国では、安心・安全を追求するため、
販売する全ての商品のグルテン検出試験を
日本食品分析センター にて行い、
10mmp以下の商品のみを「グルテンフリー」
と表記しています。

分析・検査機関

グルテン検出分析試験成績書